国際人養成に「グローバル校」 文科省、100校指定へ
【岡雄一郎】海外でも活躍できる「グローバル人材」を育てるため、文部科学省は来春から、先進的な高校を「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」に指定して支援する。初年度は全国の100校を指定し、英語力だけでなく、幅広い教養や問題解決力も身につけた生徒の育成を促すという。
文科省は、100校の指定を前提に、留学経費や人件費などを支える国費として、20億~30億円程度を来年度予算の概算要求に盛り込む予定だ。
SGHは、「世界と戦えるグローバルリーダーを育てる新しいタイプの高校」として、安倍政権が6月にまとめた成長戦略に盛り込まれた。英語を中心とした外国語力に加え、課題を見つけて解決する能力や歴史・文化などの教養も重視して教える。必要に応じて、学習指導要領によらない教育が可能な「教育課程特例校」にも指定する。